2012年4月16日月曜日

新年度・地元の取り組み



【災害時要援護者支援】
 4月15日日曜日は、私の地元、貫井南町東自治会の総会と、合同で開催された貫井南町自主防災会の総会が無事に終了しました。
 総会の中でおこなわれた前年度の事業報告等でも大きく取り上げられましたが、貫井南町東自治会・自主防災会で取り組んでいる災害時要援護者支援の取り組みが、小金井市初のモデル事業となりました。今年に入り、市と要援護者情報を共有するための協定の締結をおこない、その後、対象者を支える支援者のコーディネートを始め、対象者(要援護者)1名に対し2名の支援者をお願いし、4月13日に担当課である地域福祉課より支援者への第1回説明会を終えたところです。
 今後は、説明を受けたそれぞれの支援者が、対象者と個別支援プランの作成に入っていくことになります。
いよいよ実際の支援にとりかかることになるわけです。
 思えば昨年1年間は、慰霊と鎮魂の一年でしたが、3・11から1年を過ぎたこれからは、地域の絆を強めて、復活と復興の年にしなければなりません。災害時要援護者モデル事業の推進は、いうまでもなく災害に強い地域とまちづくりの第1歩です。対象者となる高齢者、障がい者を含め、支援が必要な方々に適切な配慮が行き届くよう努力していきます。

【可燃ごみ広域支援の現状】
今年度も多摩地域の自治体、団体にご支援をいただいています。これまでのご支援に感謝するとともに、課題解消に全力で取り組んでまいります。今年度分の広域支援として、多摩川衛生組合8,000トンに加え、新たに三鷹市が1,500トンの支援を受けることができました。ご支援に感謝いたします。しかし、調布市が二枚橋処理場跡地の調布市市域分にリサイクルセンター建設を表明したことにより、府中市、小金井市分の残された土地で処理工場を建設することは物理的に不可能な状況になっていることはすでに新聞報道等でご案内の通りです。国分寺市への丁寧な説明をおこない、現状の理解を求めることは当然ですが、東京都、国分寺市を含めた3者での協議をおこないながら、新たな方策の実現を目指すことになります。

2012年4月13日金曜日

新年度の始まりに


 子どもたちの春休みも終わり、満開になった桜の下の入学式も済ませて新年度がスタートしました。桜の花を楽しめるのもあとわずか、花の散り際の美しさを感じる季節となりました。
 さて新年度が始まっています。市の人事異動が発表され、理事者の体制もこれまで長らく空席だった2人目の副市長と教育長がそれぞれ就任しています。新しく就任された第2副市長は、東京都から派遣された方で、都との太いパイプを活用し、市政の課題解消、特にごみ処理体制の構築に向けたリーダーシップを期待した人事です。また国民健康保険税の値上げもこの4月から始まります。新年度予算では、厚生文教委員会に関わる分野でもいろいろな動きがあります。まずはけやき・ピノキオ幼児園の新園舎建設予算4億5,500万円計上されたこと。この事業は24・25年度にわたりおこなわれるのでこれは24年度分の予算。総額は9億を超える事業です。第1中学校に特別支援学級設置のための準備工事。《これに伴い第1中学校通級学級(I組)を緑中学校に移設する予算含む》第2中学校特別支援学級(6組)に学習支援員1名を配置。(学習支援員は全体で2名→4名に増)スクールソーシャルワーカー臨時職員を3名→4名に増。病後児保育事業として6月から4名受け入れ。前原小学校、南中学校校庭芝生化などの事業が始まります。 これ以外では、災害対策備蓄の増強、また市民交流センターも4月より本来の形での運営が始まっています。このように列記してみると私が所属する会派の予算要望がかなり反映され、実現している印象です。しかし、これらの事業は予算が可決して終わりではありません。執行の過程もしっかりとチェックする必要があるのです。例えば第1中学校特別支援学級設置準備では、設置校での保護者説明会などがおこなわれるわけで、関係者に対する充分な説明と協議が必要になるわけです。このプロセスを丁寧に積み重ねて進めていって欲しいものです。
 今年に入ってから、他市にある子どもの発達支援に関わる施設の調査をしていますが、調べれば調べるほど小金井市の遅れが目についてしまいます。他市の施設では、それまでおこなってきた事業内容では対応できないニーズが生まれた時に、施設独自の判断でこのニーズに対応しています。そして、その事業をおこなった結果、予算がついて事業が拡大されてきたという歩みをたどっています。小金井市では残念ながらこれがないのです。行政職員として日々お仕事をされていく中で、職員の皆さんの様々な「気づき」があると思うのですが、これが小金井市の場合はいい方向に作用していないということでしょうか?原因はよくわかりませんが、職員の皆さんのモチベーションをもっと高める必要があることだけは間違いないと思うのですが・・・。
 また、それを助け、充分に評価して引き出すことができる市議会であるべき、と新年度のスタートにあたり強く思っています。

2012年4月7日土曜日

消防団改選


 小金井市の消防団は、本年4月に2年ごとの改選を迎えました。改選で退団する団員の人数分、新入団員の補充をすることになるわけです。これが各分団苦労をしているわけでして、大変残念なことに、ワタクシみずからが消防団推薦委員で、出身分団でもある第4分団に1名の欠員が出てしまっています。1個分団15名、5個分団で構成される小金井市消防団は、決してその数は多くありませんが、消防操法審査会で都大会出場すれば、どの分団が出場しても優勝または上位入賞する実力と、高い士気を持つ団ですが、本来15名でこなす仕事を1名減でお願いするということは、分団の負担が増すわけで、後輩の皆さんには申し訳ない思いで一杯です。推薦委員会としては4月1日以降も引き続き新入団員の推薦を続けていますが、団員の皆さんには、補充が出来るまでは厳しい体制をお願いすることになりますが、何とかそれまでは乗り切ってほしいと思っています。画像は新団発足後の放水訓練の模様を写したもの。新入団員を対象に、夜間の放水訓練をしている様子です。

2012年4月1日日曜日

江戸東京コンシェルジュ


 先日見つけた看板。おしゃれな色遣いに目が止まり、思わず振り返って見てしまいました。良く見ると小金井の農業者が取り組んでいる江戸東京野菜再発見の取り組みと、市の食育推進市民会議に関わってきた市民の皆さんとのコラボレーションによって始まった事業の看板でした。あとで伺ってみると「新しい公共」事業の国からの補助金を活用する事業だそうです。江戸東京野菜とは、旧来から栽培されていた伝統江戸野菜のことで、これを小金井から広めようという取り組みです。都市農業に携わる農業者と食育に関わってきた市民の思いがひとつに結ばれたことによって始まった新しい事業です。都市農業にまつわる様々な課題があるわけですが、学校へ出向いて子どもたちに食育授業をおこなうなど、農業者と料理家、食育と料理研究家が、がっちりと手を組んで前向きな取り組みをしていることが素晴らしいと感じています。この動きが小金井の農業を活性化していくことになればもっと面白い展開が期待出来そうに思います。

生きづらさを救う居場所とは (発達障がい者当事者青年Rさんのお話を聴いて)

昨日の午前中は、公民館貫井北町分館で「コロナ禍を経験して考える 人と地域がつながる共生社会」講座でした。 7 月 23 日まで 6 回連続で様々な生きづらさを抱える当事者のお話しを聞く男女共同参画講座 の第 1 回目で、講師はこれまで 3 期にわたり小金井市地域自立支援協議会...